重大なニュースが入ってきました。
豊洲市場の地下水のモニタリングの最終調査は去年11月から先月にかけ市場の敷地の201か所から地下水を採取して行われ、14日に開かれた「専門家会議」で調査結果が公表されました。
それによりますと、最大で環境基準の79倍となるベンゼンのほか、検出されないことが環境基準となるシアンが検出されたことなどがわかりました。(NHKより)
あぜ上三和子都議をはじめとする共産党都議団は、(1)徹底した調査を、(2)異なる見解の専門家の参加を、(3)抜本的再検討を、の3つを提案してきました。
今回、(1)の一部が実施されてベンゼン・シアンが検出されたことになります。「移転ありき」の姿勢はただちに改めるのが当然です。
報道では、小池都知事は再調査を行う考えもあることを示したと伝えられていますが、都合の悪いデータに目をつぶろうという意図であれば許されることではありません。
私自身、食を扱う仕事をしていましたから、食の安全の重要性は身に染みています。調理の現場でどんなに努力したとしても、仕入れの前に汚染されてしまうのでは意味がありませんし、食べてくれるお客さんにあわせる顔がありません。この寒い中も沖合に出る漁師さんにも失礼なことだと思います。
誰も幸福にならない豊洲への市場移転は、ただちに中止すべきです。
(画像は日本共産党都議団報告)