江東区就学援助費支給条例を提案しました。

 日本共産党江東区議団は、区議会第4回定例会で議案提案権を活用し、社会的に大きな問題となっている「子どもの貧困」対策であり、江東区で今すぐ取り組めることとして、就学援助の入学準備費の支給時期を改善する「就学援助費支給条例」を提案。11月29日に開かれた本会議で赤羽目議員が提案説明を行い、12月6日の文教委員会で審議されました。

  就学援助は、経済的理由で、就学困難な児童・生徒の保護者に対して、江東区が経済的支援を行う制度です。現在、江東区の就学援助の支給時期は8月以降となっており、なかでも中学校の入学準備費は学校指定の制服やカバンを購入する際に間に合わず「高額な費用の工面が大変、早く支給してほしい」と保護者から改善を求める声が上がっています。文部科学省も「児童生徒が援助を必要とする時期に速やかに支給するよう」自治体に通知を出しています。

共産党区議団が提案した条例は、保護者の願いに応え、中学校の入学準備費を小学校6年生時の3月に支給できるようにし、子育て世帯の経済的負担を軽減するものです。新たな財政措置や、支給を受ける際の申請・手続きの必要なく、今すぐ実施できます。

文教委員会の審議では「私立や区外の学校に行く子どもに支給することになる」「現状で十分、条例化しなくてよい」などの反対意見があり「否決」となりましたが、支給時期改善の必要性等について認める発言も多く出されました。

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江東区議会議員

赤羽目たみお