1945年3月10日未明、米軍機B-29から1700トン(トラック500台分)もの焼夷弾の無差別爆撃により深川地域をはじめ下町一帯は焦土と化し、10万人もの尊い命が奪われた。63年前のあの炎の夜・・・・。
63回目の終戦記念日を前に、東深川「戦争と平和を語り継ぐつどい」が東京大空襲・戦災資料センター、パルシティ江東を会場に行いました。
つどいでは扇橋で東京大空襲に被災された方の体験談をお聞きしました。
「焼夷弾の雨が降りしきる中、必至で逃げ回りました。生きていられたのが不思議です。当時消防団員として詰所に行った父はどこでどうなったか・・・。遺体も発見できませんでした」あの夜に起こった地獄の惨状を切々と語っていただきました。最後に「どんな理由をつけようと、戦争はすべきでない。人が殺されることは許されない。そのためにも、あの大空襲の悲惨さ、恐ろしさを自分ができる事として、伝えていきたい。」と思いが語られました。会場では親子連れや高校生など34人が体験談に聞き入りました。
その後、資料センター内を見学し、会場をパルシティ江東に移し、私から原水爆禁止世界大会の報告をさせていただき、参加していただいた方々と感想交流、懇談しました。