元号が昭和から平成に変わって21年目。平成生まれの新成人をお祝いする式典に参列しました。
今年の江東区内の新成人は3,779人で、久方ぶりに増加に転じました。
思い返せば11年前、大雪の降る中私も成人式に参加しました。今と同じ会場でしたがとにかく寒くって凍えながら会場に向かったのを覚えています。11年前の私は訳あって高校生でした。当時の日本経済も不況のただ中でしたが、将来に希望を持ち、友人とお互いの将来像や、社会の展望を大いに語り合ったことを覚えています。
今年の新成人の皆さんはどうでしょうか?
働く若者の2人に1人はパートやアルバイト、派遣や契約社員といった非正規で会社の都合でいつ首を切られるかと不安の中で働かされています。正規で働いている若者はサービス残業など過密労働を強いられる一方年収200万以下という安い賃金で働かされ身も心も疲れ切っています。
日本の学費は世界一高く、経済的理由で進学をあきらめたり、中途退学したという若者や学生が続出しています。次代を担う若者が今のように粗末に扱われる社会でいいのでしょうか?
勉強し将来に役立てたいと願う学生や、汗水流し、ストレスやプレッシャーの中で必死に働く若者こそ大事にされ、未来に希望を持ち展望を大いに語れる社会にしなくてはいけないのではないでしょうか?
今、都内23区のうち江東区を除く22区で様々な形で若者の就労支援が行われています。私は、区内の青年団体からも支援を求める声が広がっており、江東区としても働く若者を応援し支えてほしいと予・決算委員会や本会議でも再三求めてきました。しかし区は、労働行政は国や都の仕事だから江東区はやらないと願いに背を向け冷たい姿勢を取り続けています。
100年に一度と言われる不況の中、この仕事は国だから都だからと言ってないで、できる範囲でしっかりと施策を行い区民の願いに応えるのが行政の役割です。
若者が大事にされない社会に未来はありません。
私たち日本共産党は、新成人の皆さんが、区内の若者皆さんが安心して働き、学び、暮らせる政治の実現に全力を尽くして頑張ります。