「白紙領収書」忘れていませんか?

「今年の汚れ、今年のうちに」と言いますが、国政では「汚れ」の目立った2016年でした。あまりに多すぎて、「白紙領収書」問題、忘れていませんか?

「白紙領収書」問題は、安倍政権の菅官房長官・稲田防衛大臣・高市早苗総務大臣などが政治資金報告書に添付した領収書に、「金額」まで同一の筆跡のものが見つかったことから発覚しました。白紙の領収書を受け取り、後から金額を記入していたのです。

稲田防衛大臣は、「パーティで祝儀袋をもらうと、金額を確認しているとパーティの受付に支障をきたすから」と説明し、菅官房長官も「(パーティの)主催者側と面識があり、主催者の了解の元にやっているから政治資金規正法上問題ない」「(法律に)発行者側について規定はない」などと答えましたが、とんでもないことです。

「政治とカネ」の問題はこれまでも繰り返し起きてきましたが、ここまで開き直り誰も辞任しないのは前代未聞です。安倍自公政権の驕りのあらわれです。

地方議会では、富山市の市議が白紙領収書を使った架空請求が市民の怒りを呼び、不正を行った市議13人(定数40)が辞職に追い込まれ、補欠選挙で日本共産党の議席が2から4に倍増しました。安倍政権が数の力で「なかったこと」にしようとしても、国民が怒りを忘れなければ必ず政治は変えられます。

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江東区議会議員

赤羽目たみお